包皮癒着はどのように剥がせばいいのか、また自力で痛みなく剥がすことができるかを紹介していきます。
安全に包皮を剥がして、亀頭を露出させるようにすると通常時や勃起時に陰茎に痛みを感じにくくなるので、包皮癒着に悩んでいるという人は自力で皮をむけるのかチェックしてみてください。
くれぐれも安全面に配慮して行いましょう。
包皮癒着とは
包皮癒着とは一体どういうものかを解説していきます。
包皮癒着とは陰茎の包皮の内側と亀頭の表面とがくっついており、完全に亀頭を露出することが難しい状態です。
男性のほぼ全員は、子供の頃はペニスが癒着しています。
しかし思春期になると、時間をかけてゆっくりと自然に癒着がなくなっていきますが、この際自然に癒着がなくならなかったり、亀頭と包皮の皮膚部分に刺激や炎症があることで起こる亀頭包皮炎になってしまうと、癒着したままになってしまうのです。
包皮癒着になると、真性包茎や嵌頓(カントン)包茎の原因になったり、早漏や遅漏の原因にもなったりするので、包皮癒着だという人は早めに泌尿器科などで診察をしてもらい、処置をしてもらいましょう。
包皮癒着の安全な剥がし方
包皮癒着を放置しておくと、恥垢などの汚れが内部に溜まり悪臭のもとになったり、性病になるリスクが高まります。
リスクを減らすためにも包皮癒着の安全な剥がし方をチェックしてみてください。
剥がし方には2種類あるので、検討しましょう。
癒着剥離と包茎手術はセット
包皮癒着を安全に剥がすためには、まず医師のカウンセリングを受けて、癒着の度合いが軽度か重度を診察してもらう必要があります。
手術が必要だと診断されたら、癒着剥離と包茎手術を行なうのです。この2つはセットになります。
まず陰茎先端部分に癒着している包皮を慎重に剥がしながら亀頭の形を整え、それから余分な包皮を切除します。
包皮癒着で悩んでいる人は、クリニックを受診して相談をすると安心して施術を受けることができるので、クリニックを調べてみましょう。
仕上がり重視なら包茎専門クリニック
「包皮癒着を治したい、しかし下手なクリニックに行って傷跡が目立つようになるのは嫌だ」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そう考えている人におすすめなのが、包茎専門クリニックです。
包茎専門クリニックはいわばペニスの美容外科で、受付や電話対応などのスタッフを全員男性にしているなどの配慮もされているので、安心して包皮癒着や仮性包茎を治療できます。
癒着などに悩んでいる人はぜひ包茎専門クリニックを訪れてみましょう。
包皮の癒着を自分で剥がす方法はある?
「クリニックや病院に通院して、抜糸などをするのは怖いから自力で治したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、包皮癒着の度合いが軽度であれば自分で剥がせる可能性があります。方法を解説していくため、チェックしてみてください。
入浴中に手で包皮を剥く
軽度の包皮癒着であるならば、入浴の際に剥がす方法があります。
お湯の温度で皮膚が柔らかくなり、皮が剥きやすくなるためおすすめです。
痛くないところまで慎重に皮を剥いてみてください。
皮を剥いた部分は、汚れがたまらないように刺激が少ないボディーソープなどで洗って、ぬるま湯で洗い残しがないようにすすぎましょう。
泡が残っていたり汚れが残っていると、炎症の原因になる可能性があるため注意をしてください。
絶対に無理しない
入浴中に皮を剥がす場合、注意しなければならないことがあります。
絶対に無理をしてはいけません。痛みを我慢して一気に皮を剥いてしまうと、皮が亀頭を締め付け元に戻せなくなる危険性があります。
痛みが生じてしまいますし、何より血流が止まってしまい最悪の場合亀頭部分の皮膚が壊死(えし)してしまう可能性があるため、お風呂で皮を剥く時は慎重にするということを忘れないでください。
また、剥いた部分は清潔に保つことも忘れずに行ないましょう。
包皮癒着は無理矢理に剥がすとどうなる?
包茎癒着は無理に剥がしてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
無理に剥がすとどのようなデメリットがあるかを2つ紹介するので、包茎癒着を無理に剥がすとどうなるのか気になる人はチェックをしてみてください。
出血を伴う痛みがでる
包茎癒着を無理に剥がしてしまうと、出血してしまう可能性があります。それに伴い痛みを感じる場合もあるため無理に剥がさないでください。
亀頭部分と皮が強く密着している場合、無理やり剥がしてしまうと皮膚組織が傷つく原因となります。
包皮癒着は無理に剥がさず、少しずつ剥がしていきましょう。
剥がす場合、刺激が弱い軟膏を包皮口に薄く塗ってください。こうすることで炎症を抑えたり、包皮癒着を少しずつ改善する効果が期待できます。
包皮や亀頭を傷つける
包皮癒着を早く治したいからと無理に剥がしてしまうと、包皮や亀頭を傷つけてしまいます。
包皮や亀頭の皮膚部分が傷ついてしまうと炎症を起こしてしまうのです。
さらには包皮癒着がより進んでしまう恐れがあります。包皮部分などに傷がつくと、傷を再生しようとして皮膚は密着し、剥がれなくなってしまい悪影響です。
包皮癒着を治すためなのに、それで包皮癒着が進んでしまっては意味がありません。
包皮癒着を悪化させないためにも、無理は禁物です。
包皮癒着が起こる原因は?
包皮癒着が起こってしまう原因は何なのでしょうか。
包皮癒着になってしまう原因を4つほど紹介していくので、なぜ自分が包皮癒着になってしまったのかの原因が知りたい人は、チェックをしてみましょう。
思春期に包皮を剥いていない
包皮癒着が起こってしまう原因の1つに、成長過程である思春期に包皮を剥くことをしておらず、癒着してしまったということが考えられます。
思春期を迎えると男児の陰茎は体と共に成長するため、自然に包皮が剥けることもありますが、そうではないことも。
包皮が剥けない場合は入浴時など包皮が剥きやすい場所で少しずつ剥いて、亀頭を清潔に保つ必要があるのです。
包皮を剥かないままだと包皮癒着になってしまうので、注意をしてください。
亀頭包皮炎を発症した
亀頭包皮炎とは、亀頭部分などが炎症を起こし、痒みなどの刺激がある症状です。
亀頭包皮炎を発症すると、皮膚組織は炎症を治そうとする自己再生能力を発揮させ、結果的に亀頭と包皮がより密接に癒着してしまうのです。
早い段階で病院に行って薬をもらうなどして治療をすると癒着のリスクを下げられます。
亀頭や包皮に赤みがある、痒みがあるという人は亀頭包皮炎の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
オナニーの方法が間違っていた
思春期の頃、包皮をスライドしながらオナニーをする、いわゆる皮オナをしていた男性は包皮癒着になる可能性が高いです。
亀頭部分と包皮部分が完全に剥がれる前にそのような間違ったオナニーをしてしまうと包皮が伸びてしまい、亀頭と癒着する原因になります。
間違ったオナニーをしてしまうと、陰茎に影響があるばかりか早漏や遅漏になるリスクもはらんでいます。
刺激が強すぎるオナニーや皮オナは、将来のためにもやめてください。
包皮に対して亀頭が大きい
包皮に対して亀頭が大きいと、敏感な部分を守ろうとして包皮が亀頭に癒着してしまう可能性があります。
亀頭部分と包皮部分が癒着していて、亀頭部分が少し大きいように感じている人はクリニックに行って相談をしてみてください。
医師に亀頭が大きいと言われた場合どうすればいいのかを尋ね、医師の指示に従って治療を受けましょう。
くれぐれも自分で無理に包皮を剥いたり、傷ついた部分に市販の薬などを塗ったりしないようにしてください。
まとめ
包皮と亀頭が癒着しているという悩みはとてもデリケートで、人に言うのは恥ずかしいと考えている男性はとても多いです。
しかし亀頭部分と包皮が癒着していると、性交渉などの際に痛みを感じたり、性病のリスクが高まったりと様々なリスクがあります。
リスクを回避するために、勇気を出してクリニックなどに行き、専門の医師に診療してもらいましょう。