パートナーと性行為をする際、性感染症を防いだり、望まない妊娠を回避する避妊の目的で、コンドームを装着することがあります。
しかしゴムは、仮性包茎のペニスだと上手く付けられない可能性があるのです。
セックス中に陰茎からゴムが外れてしまうと、男性も女性も安心して行為ができません。
ゴムが外れたまま挿入をしてしまうと、性病に感染してしまったり、漏れ出た精子によって望まない妊娠をしてしまったりする可能性があります。
根元までしっかりゴムをしているのに、仮性包茎だとすぐに外れてしまうという悩みを持っている人は、正しいゴムの付け方の知識を身につけてから、愛する相手とエッチをしてください。
仮性包茎のコンドームの付け方
仮性包茎の人は挿入中にゴムが外れやすい可能性があります。
正しい付け方を学ばないと、妊娠や病気など様々なリスクがあり、お互いに傷ついてしまうケースが考えられるため、注意が必要です。
ゴムがしょっちゅう外れてどうしていいか分からないと不安に感じている人は、注意深く正しい付け方をチェックして、パートナーと安全な性生活を楽しんでください。
フル勃起した状態にする
まずゴムを使用する時大事なことは、性器を完全に勃起状態にしておく必要があるということです。
性器が勃起していないと、亀頭部分や竿に上手くゴムを被せられません。
ゴム付けが失敗したり、装着中に外れてしまう原因の1つに、完全に勃起をしないままゴムを装着してしまうことが挙げられます。
ゴムを付けるのを忘れないようにするため、予め勃起していない状態でゴムを付けておいた方がいいと考える人もいますが、ゴムは勃起状態でないと根元までしっかりと装着することができません。
必ず完全に勃起をしてからゴムを装着してください。
包皮は根元まで下げておく
完全に勃起して、先端部分が露出してからゴムを付けますが、その際包皮が余ってる場合があります。
包皮が余っている場合そのままゴムを装着してしまうと上手く装着できず、外れてしまうリスクがあるため包皮を根元まで下ろしてください。
装着をする際の注意点として、ゴムの先端を爪を立てないようにつまみながら装着してください。
ゴムの先端は精液だめという部分で、射精の際に精液を受け止めてくれる効果があります。
しかしこの部分に空気が残っていると、射精した時に精液だめが破裂してしまうという問題が発生してしまうのです。
爪を立てて破れないよう、空気を含まないようにしながら、精液だめを慎重につまみながら装着しましょう。
根元の皮は押さえたまま装着する
根元まで下げた包皮は押さえたまま装着してください。
包皮を押さえないままゴムを装着してしまうと、ゴムが外れやすくなり性感染症などを予防できなくなる可能性があります。
仮性包茎の場合、根元まで包皮が下がっているかをきちんと確認しないと外れやすい状態のまま性行為に及ぶことになってしまいます。
根元まで下げた包皮は必ず押さえたままにすることが、外れやすいという悩みを改善するポイントです。
コンドーム内の皮のたるみをなくす
コンドーム内の包皮のたるみをなくしてください。
なぜたるみをなくさなければいけないのかの理由は、たるみがゴム内にあると外れやすくなってしまい、ゴムのメリットが無くなってしまうからです。
たるみはゴムを外れやすくする原因となり、女性の体内にゴムが残ってしまうリスクもあります。
性行為中、ゴムが外れてしまったという感覚は女性も男性も気付きにくいため、危険です。
ゴムが外れてしまって性病検査をしなくてはならなくなったという事態にならないように、ゴム内に収めた包皮のたるみをなくしましょう。
皮とコンドームをなじませる
ゴム内の包皮のたるみをなくしたら、最後に包皮とゴムを馴染ませましょう。
上手く包皮とゴムが馴染んでいないと刺激を感じにくくなったり、挿入中に痛みを感じたり、外れやすくなったりと様々なデメリットがあります。
ゴムの付け方が正しくないと、毎回挿入中に痛みを感じたり、刺激を受けにくくなってしまいます。
すると精神的なEDになってしまったり、コンプレックスになってしまって性行為どころかオナニーもできなくなる可能性があるのです。
正しいゴムの付け方を学び、パートナーと共に快感を味わいましょう。
仮性包茎はコンドームが外れやすい理由
仮性包茎はなぜコンドームが外れやすいのかの理由をいくつか解説していきます。
性行為中にゴムが外れる確率が高く、ゴムを無駄に消費してしまうという悩みを抱えている人はぜひチェックをしてみてください。
人に相談しにくい悩みだからこそ、よく調べて正しい知識を身につけましょう。
皮の動きでコンドームを押し出す
仮性包茎は包皮が余分にあるため、包皮がゴム内でたるんでしまいます。
その包皮の動きでゴムが押し出されてしまうのです。
仮性包茎で毎回ゴムが外れてしまい、パートナーを不安にさせてしまう人は思い切ってクリニックなどで検査をしてもらい、手術などの治療をするという方法もあります。
包茎手術は、例えば仮性包茎の影響で早漏や遅漏であるという悩みを解消できる可能性があったり、包皮口が狭窄のため亀頭を締め付けて痛いという悩みを解消する効果が期待できるのです。
パートナーとよく相談し、包茎手術をするかどうかを検討しましょう。
包茎手術をするクリニックの実績や評判をよくチェックすることも忘れないでください。
挿入後の動きで徐々に外れてしまう
仮性包茎だと、挿入後の動きでゴム内の包皮がたるんでしまい、徐々に外れてしまうリスクがあります。
精液だめの空気抜き済みのゴムを付けていても、パートナーの体内との摩擦でゴムが外れてしまう危険性があると、ゴムの有効性も意味がなくなってしまうのです。
ゴムの有効性を高めるためにも、ゴムの正しい付け方を学んでください。
ゴムの正しい付け方のほかに、重要な要素があります。
正しい付け方のほかに重要な要素とは一体何なのか、チェックをしてみてください。
コンドームのサイズ選びが重要
ゴムの正しい付け方を学ぶのも重要ですが、その前に重要なことがあります。
それは自分が付けるゴムのサイズが合っているかどうかです。
日本で販売されていたり、商品として登録されているゴムを購入して装着しているのに外れてしまうというときは、装着しているゴムのサイズが合っていない可能性があります。
サイズが小さかったり、大きかったりすると外れてしまうため自分の陰茎のサイズに合ったゴムを選んで、性行為をパートナーと安心して楽しんでください。
包茎のコンドームの選び方
包茎で性行為中にほぼ毎回ゴムが外れてしまうという人は、ゴムの選び方が間違っている可能性があります。
正しいゴムの付け方を学び、そして自分のペニスのサイズに合ったゴム選びをすることで、初めて安心して性行為をすることができます。
自分のサイズを知る
まずコンドームの選び方で重要なのは、自分のペニスのサイズを知ることです。
変な見栄を張って大きなサイズを選んだりすると、包皮とゴムの間に隙間ができて外れやすくなります。
逆に、自分のペニスより小さいサイズを選んでしまうと、パートナーの体内に挿入し動いた時、ゴムが摩擦でめくれてしまい外れてしまうこともあるのです。
自分のペニスのサイズにぴったり合ったゴムを正しく装着することで、パートナーに不安を与えず自分も安心して性行為をすることができます。
複数のブランドを試す
ゴムを選ぶ際は複数のブランドを試してみてください。
ブランドごとに素材や厚さ、ゼリーの多さが違うため、複数のブランドを試すことは非常に重要です。
ゴムは値段ではなく、自分に合うか合わないかで決めましょう。
高いブランドだからと言って質が良く、絶対に外れないというわけではありません。
ブランドでも自分の皮膚に合わなかったり、装着時に違和感を覚えることもあります。
100均にもゴムは販売されているため、まずは100均でゴムをいくつか購入し、実際に装着をしてみましょう。
合わなかったら、他のブランドを試してください。
くびれがあるタイプなら脱落予防になる
ゴムを選ぶ際は外れにくいようにくびれがあるものを選ぶことがおすすめです。
くびれがゴムにあると、ペニスにくびれが引っかかり挿入後に動いても外れにくい効果が期待できるのです。
ゴムを選ぶ際は、自分のペニスのサイズに合っていて、付け心地が良くくびれがあるタイプのものを選んでみてください。
外れる確率を限りなく0に近づけることで、パートナーと安全な性行為をすることができます。
パートナーとどんなコンドームがいいかを相談するのも、ちょっとしたエッセンスになるのでおすすめです。
コンドームを使うときの注意点
コンドームを使う時の注意点を2つほど紹介していきますので、どのようなポイントに気をつければいいか知りたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
注意すべきポイントを押さえておくと、いざ行為をするという際に慌てずに済みます。
表裏を間違えたら新しいものを使う
ゴムには実は表裏があります。
ゴムを袋から出す時、表側と印字されているのを見たことがありませんか?
表側と印字されている側からゴムを出すと、表面が少しザラザラしていて、ザラザラしている方がパートナーの体内に触れることが正しいゴムの付け方です。
ツルツルしている方が裏側と覚えておきましょう。
もしザラザラしている方を裏にして装着してしまった場合、そのまま裏返して使用することは絶対にやめてください。
男性は興奮すると、カウパー腺液、いわゆる先走り汁が出ます。
その液には精子も含まれているため、ゴムに付着した先走り汁がパートナーの体内に入り込み、妊娠してしまう可能性があるのです。
裏表を間違えて装着してしまった場合は、速やかにそのゴムを捨てて新しいゴムに付け替えてください。
陰毛を巻き込まない
ゴムを装着する際は、根元までしっかりと装着する必要があります。
その際陰毛を巻き込まないように注意してください。
陰毛がゴム内に入ってしまうと、ゴムと陰毛の摩擦によって痛みを感じたり、ゴムが破れてしまう可能性があります。
ゴムを装着するときは、陰毛を巻き込まないようにゴムをゆっくり爪を立てたりせず下ろしていきましょう。
仮性包茎なら知っておきたいポイント
仮性包茎は軽度のものであるなら、手術などをせず生活を送ることができますし、パートナーと問題なく性行為ができます。
しかしペニスはデリケートな部分のため、ケアをしないと性病や悪臭の原因になります。
仮性包茎はどのようなケアをすればいいかをチェックしてみましょう。
清潔に保つ
仮性包茎は、普段亀頭が包皮に包まれていて指で皮を剥くと簡単に亀頭が露出できる状態です。
亀頭と、亀頭を覆っている包皮の間はどうしても垢が溜まりやすい状態になっていて、清潔にしないと悪臭やかゆみ、性病の原因になってしまいます。
仮性包茎の人は、毎日入浴した際に亀頭を包皮から出して、低刺激のボディーソープなどで洗い泡をしっかり流すことを忘れずに行いましょう。
泡の洗い残しがあると、炎症の原因になってしまうため注意です。
洗った後は乾燥させる
ペニスは洗浄したらしっかり乾燥させましょう。
乾燥させないまま亀頭を包皮で覆ってしまうと、細菌繁殖の原因になり、悪臭やかゆみに悩まされてしまいます。
入浴後にペニスを乾燥させることを忘れずに。
まとめ
仮性包茎はなぜゴムが外れやすいのか、外れにくくするためにはどうすればいいかを解説しました。
正しいゴムのサイズや、自分に合うコンドームを見つけ、正しく装着して性行為に及ぶことで、妊娠や性病のリスクを下げることができます。
パートナーと安全な性行為を楽しむためにも、正しいゴムの選び方や正しい付け方を実践してみてください。