ペニスの悩みは男性にとってつきものです。特に仮性包茎や真性包茎、カントン包茎に悩んでいてクリニックで包茎手術を考えているという人もいるのではないでしょうか。
真性包茎やカントン包茎は、勃起時や性行為時に痛みを伴うことがあります。
そのような場合包茎が悪化しているのではと不安になる人も。
何か病気になってしまっているのかと心配な人は、これから解説していく包茎の悪化の原因や予防法などをチェックしてみてください。
包茎を放置すると様々なリスクがあるため、注意しましょう。
包茎を悪化させる原因とは?
包茎を悪化させてしまう原因にはいくつかあります。
その原因を3つ紹介していきますので、包皮で亀頭が完全に覆われているという悩みを持っている男性は、悪化してしまった原因はなんなのかをチェックして対策しましょう。
無理やり剥く
包茎が悪化してしまう原因として、無理やり皮膚を剥いて亀頭を露出させているからというケースが考えられます。
男性は生まれたばかりの頃は皮膚と亀頭部分が癒着していますが、思春期になると自然に癒着が解消されます。
癒着が解消されない場合、自分で皮をゆっくり剥いて徐々に亀頭を露出させる必要があるのです。
このとき、早く亀頭を全て露出させたいからといって無理やり先端の皮膚を剥いてしまうと、亀頭部分や包皮部分の皮膚が傷ついてしまい、結果的に包茎が悪化してしまいます。
皮を剥くときは慎重に行ないましょう。
亀頭包皮炎を放置する
亀頭包皮炎とは、亀頭部分にかゆみや炎症などの症状がある状態です。
その亀頭包皮炎を治療などせず放置してしまうと、細菌感染などをしてしまい、より亀頭と包皮部分が密着して包茎が悪化してしまう可能性があるのです。
亀頭包皮炎になってしまった場合は泌尿器科などで医師に相談をし、診療をしてもらいましょう。
カウンセリングなどをしてもらって亀頭包皮炎を改善しないと、包茎状態が悪化して性感染症になってしまうリスクもあります。
亀頭包皮炎に悩んでいる人は、早急に病院に行きましょう。
糖尿病が包茎を悪化させることも
実は包茎は糖尿病で悪化することがあります。
糖尿病になると、過剰に体内に取り込まれた糖が皮膚組織の老化を早めるのです。
皮膚が老化してしまうと、ペニスの包皮が緩み、亀頭を覆い隠してしまい結果的に包茎が悪化してしまうという影響があります。
さらには糖尿病になってしまうと亀頭包皮炎になりやすいということもあります。
包皮炎になると、皮膚はその状態から回復しようとして皮膚が厚くなり、仮性包茎の人は真性包茎やカントン包茎になってしまう恐れがあるのです。
糖尿病を防ぎ、包茎を悪化させないためにも、生活習慣の見直しをしましょう。
包茎の悪化を防ぐには?
包茎の悪化を防ぐためには3つのポイントがあります。
包茎を悪化させないためにも、これから紹介する3つのポイントをチェックして、実践をしてみてください。
自分のペニスの状態や包茎の種類は何なのかを見極め、対処できない場合は医療手術などで余分な皮膚を除去してもらう必要があります。
痛みを伴うような剥き方をしない
まず包茎が悪化させないようにするために必要なのは剥き方です。
痛みを伴うような無理やり剥くなどの行為は絶対にしないように注意してください。
無理やり皮を剥いてしまうと、亀頭と包皮部分の皮膚が傷ついてしまいます。
皮膚は自己再生能力があるため、その部分を守ろうとするために皮膚が厚くなってしまうのです。
皮膚が厚くなってしまうと、より包茎が悪化してしまう可能性があるため、皮膚を剥くときは無理やりではなく慎重に行なってください。
入浴時に行なうと、皮膚が温まって柔らかくなり皮が剥きやすくなります。
慎重に痛みがないように皮を剥いてください。
亀頭を清潔に保つ
包茎の悪化を防ぐ際に必要なのが、亀頭部分を清潔に保つことです。
亀頭部分の皮を剥いた時、露出していなかった亀頭が露出されます。
皮に覆われていた亀頭には汚れが付着していることが多く、その汚れを取り除かないとかゆみや炎症の原因になってしまったり、悪臭の原因になったりします。
亀頭部分を清潔に保つことで、かゆみや炎症を予防し、悪臭も防ぐことができます。
浴室などで皮を剥いた際は、露出した亀頭部分を刺激が少ないボディーソープで洗って泡をしっかり洗い流しましょう。
刺激が強いボディーソープで洗ってしまうと、亀頭は敏感な部分ですからヒリヒリとした痛みが生じる可能性があります。
低刺激のボディーソープを選んでください。
生活習慣を見直す
生活習慣を見直すのも包茎の悪化を防ぐために有効です。
包茎は糖尿病などの生活習慣病で悪化してしまう可能性があるため、自分の日常生活習慣を見直し、規則正しい睡眠や栄養バランスが取れた食事をする必要があります。
生活習慣病に伴う糖尿病は、全身の皮膚を老化させてしまい、皮膚の老化によって亀頭部分を覆っている包皮が弛んでしまいます。
弛んでしまった皮膚部分は亀頭を覆い、皮膚が癒着してしまう可能性があるのです。
結果的に包茎が悪化してしまう原因となるため、現在医療機関で生活習慣を見直すように言われている人は、早急に生活習慣を見直して改善させましょう。
包茎の弊害
包茎になってしまうとどのような弊害があるのでしょうか。
包茎の弊害を4つ紹介していくので、包茎を放置してしまうと、どのようなデメリットがあるのかを知っておきたいという人は包茎の弊害をチェックしてみてください。
性病の感染リスクが高い
包茎を放置してしまうと、性病の感染リスクが高くなってしまいます。
自分が性感染症になってしまうと、パートナーに自分の病気が感染してしまうのです。
性病をパートナーに移してしまうという事態になる前に、包茎を医療機関で治療してもらいましょう。
悪化すると尿道炎やぼうこう炎に
包茎が悪化してしまうと、尿道炎やぼうこう炎になってしまう可能性が高くなります。
何故ぼうこう炎や尿道炎になってしまうのかというと、包茎が悪化することによって細菌による炎症を起こし、淋菌やクラミジアなどの性病になってしまう可能性があります。
淋菌やクラミジアは尿道炎やぼうこう炎を起こすのです。
思春期の陰茎の発育障害
包茎が悪化すると、包皮によって陰茎の発育が阻害される可能性があります。
包皮が亀頭を締め付ける、亀頭が完全に露出せず陰茎が先細りになってしまう可能性も考えられます。
包茎は陰茎の発育を阻害してしまうデメリットがあるのです。
亀頭の痛みや早漏の原因
包茎が悪化してしまうと、勃起した時に亀頭に痛みがあったり、少しの刺激で精液が出てしまういわゆる早漏になってしまう可能性があるのです。
勃起時や性行為時に痛みがあると、心因性の勃起障害になってしまうこともあるため、早急に対処しましょう。
包茎でよくある質問
包茎に関してのよくある質問を2つほど紹介していきます。
よくある質問をチェックし、どのように対処すればいいかも併せてチェックしてみましょう。
そしてこれ以上包茎が悪化しないように早急に対策をしてみてください。
白い膿やカスが出てくるのはなぜ?
白い膿やカスが出てくるという場合は、尿道炎になっている可能性があります。
膿やカスはいわば死んだ細胞で、体外に排出されます。
白い膿が出てくる場合自然治癒は難しいので、早急に病院に行って診断をしてもらいましょう。
性行為で細菌性包皮炎はうつる?
性行為で細菌性包皮炎はパートナーに感染してしまうかどうかですが、感染はしません。
しかし、細菌性包皮炎に似ている包皮炎で、真菌というカビが原因で起こる包皮炎もあります。
その場合はカビがパートナーに感染し、性病になってしまう可能性があります。
どちらにしろ性行為をする際はコンドームが必要です。
包茎悪化の原因を理解して対処しよう
包茎が悪化してしまう原因にはどのようなものがあるのか、そして悪化を防ぐためにはどう対処すればいいかを確認しました。
包茎になってしまうとどんな弊害があるのか知りたいという人もぜひチェックをして、対処しましょう。